日本といえば米ですが、日本列島ができた最初から米を作っていたわけではありません。
農耕が始まったのは縄文時代末期から弥生時代の間、土器を作るようになってからです。
それ以前は、狩猟中心の生活でした(先土器時代、あるいは旧石器時代と呼びましょう)。
『モン○ン』よろしく「ひと狩り行こうぜ!」と繰り出す男たちの手には、尖った部分がそれなりにある石(打製石器といいます)と、それを支える棒。
マンモス等をこの石で狩り、自分たちの集落へ持ち帰ります。
この持ち帰った獲物をみんなで分け、また翌日も狩りに出ます。
ちなみに、この時代は肉食なだけでなく、定住せずに狩りをしながら移動していたようです。
魚については実は遺構等での発見があまりないとか。
植物を食べるようになるのは、旧石器時代から縄文時代になってからで、ここから本格的な日本史に入ります。
実際には石を磨いて作った磨製石器は旧石器時代から使われていたようですが、この時代に入ってからの大きな変化はこれだけではありません。
一番大きな変化は、植物食が中心に移行してきたことです。
マンモス等の先土器時代に中心だった動物が日本において絶滅し、狩猟中心の生活では生きていけなくなってきたのでしょう。
絶滅の理由の一つは、針葉樹中心の植生から広葉樹中心に変わったことです。
針葉樹と広葉樹の違いは、気候にあり、今話題の「温暖化」というものがこの頃に起きたと考えられます。
針葉樹を主食としていた当時の大型動物が国内絶滅(って言ってもこの頃にようやく日本列島ができてるらしいので国内、って表現正しいのかな)したことによって、代わりの食糧が必要になります。
それが植物類への移行に影響しているのでしょう。
そして、植物食ということは、定住生活が必要になります。
二足歩行の動物である人間には竪穴の住居が生活しやすそうですよね。
ということで、竪穴式住居というものができます。
さらに、植物は動物と違って年中"狩れる"わけではありません。
どうしても保存が必要になります。
その保存に使ったと思われる道具こそ、土器です。
特に、この時代の土器を縄文土器と呼びます。
この土器は日本特有で特徴的な形であるため、他の地域(ヨーロッパです、主に)では新石器時代と呼ばれるのにもかかわらず、特別な名前がついているようです。
まだこの時代には争乱とか権力者はいません。
なぜなら、そもそも争いの発生する余地がないからです。
前半に書いたように、みんなで狩って、みんなで分ける生活です。
これが、次の時代から大きく変わります。
次回はそ争乱の発生を考えます。
農耕が始まったのは縄文時代末期から弥生時代の間、土器を作るようになってからです。
それ以前は、狩猟中心の生活でした(先土器時代、あるいは旧石器時代と呼びましょう)。
『モン○ン』よろしく「ひと狩り行こうぜ!」と繰り出す男たちの手には、尖った部分がそれなりにある石(打製石器といいます)と、それを支える棒。
マンモス等をこの石で狩り、自分たちの集落へ持ち帰ります。
この持ち帰った獲物をみんなで分け、また翌日も狩りに出ます。
ちなみに、この時代は肉食なだけでなく、定住せずに狩りをしながら移動していたようです。
魚については実は遺構等での発見があまりないとか。
植物を食べるようになるのは、旧石器時代から縄文時代になってからで、ここから本格的な日本史に入ります。
実際には石を磨いて作った磨製石器は旧石器時代から使われていたようですが、この時代に入ってからの大きな変化はこれだけではありません。
一番大きな変化は、植物食が中心に移行してきたことです。
マンモス等の先土器時代に中心だった動物が日本において絶滅し、狩猟中心の生活では生きていけなくなってきたのでしょう。
絶滅の理由の一つは、針葉樹中心の植生から広葉樹中心に変わったことです。
針葉樹と広葉樹の違いは、気候にあり、今話題の「温暖化」というものがこの頃に起きたと考えられます。
針葉樹を主食としていた当時の大型動物が国内絶滅(って言ってもこの頃にようやく日本列島ができてるらしいので国内、って表現正しいのかな)したことによって、代わりの食糧が必要になります。
それが植物類への移行に影響しているのでしょう。
そして、植物食ということは、定住生活が必要になります。
二足歩行の動物である人間には竪穴の住居が生活しやすそうですよね。
ということで、竪穴式住居というものができます。
さらに、植物は動物と違って年中"狩れる"わけではありません。
どうしても保存が必要になります。
その保存に使ったと思われる道具こそ、土器です。
特に、この時代の土器を縄文土器と呼びます。
この土器は日本特有で特徴的な形であるため、他の地域(ヨーロッパです、主に)では新石器時代と呼ばれるのにもかかわらず、特別な名前がついているようです。
まだこの時代には争乱とか権力者はいません。
なぜなら、そもそも争いの発生する余地がないからです。
前半に書いたように、みんなで狩って、みんなで分ける生活です。
これが、次の時代から大きく変わります。
次回はそ争乱の発生を考えます。