5大原則を説明し終わったので、いよいよ英文法の中身に入っていきます。
最初に扱うのは、「文の構造」です。
全ての英文は大きく3種類のパターンに分けることができます。
通常、学校ではこの3パターンを5文型という呼び名で扱いますが、ここでは3パターンとして考えます。
5個の文型を覚えるのは正直しんどいので、3個で済ませよう、ということです。
…って言っておいて、まだ説明が続いてしまうのですが、あと1回我慢をお願いします。
文構造をしっかり習得する前に、まずは「動詞」と「主語」というものを確認します。
動詞とは、その"文"における動作を表す単語、及びその単語を含む語句です。
「誰が」「何した」の「何した」のことを表します。
実は、英語では動詞に決まった語尾というものがありません。
そのため、どの単語が動詞かを見極めるのは非常に難しいです。
…一応、完全に語尾が決まってないわけではないですが、過去形等の"活用"を除き、最初は語尾のルールを覚えるよりもそれぞれ単語を覚える方が早いです。
どんな文を読む場合にも、動詞が何かを見極めるのは何よりも重要になることになるので、動詞は本腰入れて覚えましょう。(←シリーズ全部を通して一番大事)
動詞の次に確認するのは主語です。
主語は、実は一度扱いました。
「誰が」「何する」の「誰が」です。
これに当てはまるのは、原則として名詞、という決まりがあります(かたっ苦しい英文法上は、ね)。
ということで、名詞の定義が必要です。
名詞とは、もの、概念等の名前です。
例えば、我々は「最中心部にインクが入っていた筒を持ち、その先端からそのインクを出す金属製のボール型の構造になった、インクを含む筒の外側を丸、または多角形の筒状のもので包んだ、一般的に書いた文字を消すことができない筆記具」のことを「ボールペン」と呼びます。
表現の仕方は異なっても、だいたい上のようなものを「ボールペン」、または「ペン」と呼ぶはずです。
この「ボールペン」ないしは「ペン」という名称は、名詞です。
また、「世界地理上の分類としてアジアに属し東経135度を標準時に採用する立憲君主制の国家」というものを「日本」と言いますし、「日本の実質上の首都として機能し、同国最大都市、ないしは最大都市を形成する23の特別な位置づけにある自治体の集合を一つとして見做した都市状地域」を「東京」と呼びますが、これらも名詞です。
「人と人とのかかわりあいによって形成される、一つの交流の場として存在する空間、地域、またはそれらによって構成される世界全体」を「社会」と定義できるかと思いますが、これも名詞です。
これらの名詞として出した例は、詳しく考えれば全て違うものですが、名詞という点では同じで、その共通点は、「ある単語を聞いた時に、おおよそほとんどの人が同じようなもの、概念として理解できる、それらにつけられた名前」ということです。
これが名詞の定義です。
…こんなに厳密に考えなくてもいいんですけど。
さて、この名詞ですが、やっぱり特定の語尾はありません。
が、動詞がわかれば必ず見極められます。
なので、今一度繰り返しますが、どんな文を読む場合にも、動詞が何かを見極めるのは何よりも重要になることになるので、動詞は本腰入れて覚えましょう。
さて、名詞のグループには、まだ少し知っておくべき知識があります。
一文中や複数の文の集まりの中で、同じ単語を繰り返すのはあまり理解しやすくないので、言いかえる表現が使われることがあります。
また、同じ単語でなくても、その語を言えば何を指しているか明らかな語もあります。
これらをまとめて「代名詞」と言います(特に前者を指示代名詞、後者を人称代名詞と言います)。
日本語の「こそあど言葉」と「私、あなた、彼、彼女」等の単語です。
これらの単語も、特定の語尾はありませんので、動詞は本腰入れて覚えましょう。
とはいっても、代名詞は数が多くないので、簡単に覚えられると思います。
代名詞は名詞の一部と考えて、特に断らない限り、名詞と言ったときには代名詞も含んでいるものとします。
なので、代名詞も主語になれます(むしろ代名詞が主語のケースは非常に多い)。
あー、長かった。
次回からようやく文法の本格的な中身です。
最初に扱うのは、「文の構造」です。
全ての英文は大きく3種類のパターンに分けることができます。
通常、学校ではこの3パターンを5文型という呼び名で扱いますが、ここでは3パターンとして考えます。
5個の文型を覚えるのは正直しんどいので、3個で済ませよう、ということです。
…って言っておいて、まだ説明が続いてしまうのですが、あと1回我慢をお願いします。
文構造をしっかり習得する前に、まずは「動詞」と「主語」というものを確認します。
動詞とは、その"文"における動作を表す単語、及びその単語を含む語句です。
「誰が」「何した」の「何した」のことを表します。
実は、英語では動詞に決まった語尾というものがありません。
そのため、どの単語が動詞かを見極めるのは非常に難しいです。
…一応、完全に語尾が決まってないわけではないですが、過去形等の"活用"を除き、最初は語尾のルールを覚えるよりもそれぞれ単語を覚える方が早いです。
どんな文を読む場合にも、動詞が何かを見極めるのは何よりも重要になることになるので、動詞は本腰入れて覚えましょう。(←シリーズ全部を通して一番大事)
動詞の次に確認するのは主語です。
主語は、実は一度扱いました。
「誰が」「何する」の「誰が」です。
これに当てはまるのは、原則として名詞、という決まりがあります(かたっ苦しい英文法上は、ね)。
ということで、名詞の定義が必要です。
名詞とは、もの、概念等の名前です。
例えば、我々は「最中心部にインクが入っていた筒を持ち、その先端からそのインクを出す金属製のボール型の構造になった、インクを含む筒の外側を丸、または多角形の筒状のもので包んだ、一般的に書いた文字を消すことができない筆記具」のことを「ボールペン」と呼びます。
表現の仕方は異なっても、だいたい上のようなものを「ボールペン」、または「ペン」と呼ぶはずです。
この「ボールペン」ないしは「ペン」という名称は、名詞です。
また、「世界地理上の分類としてアジアに属し東経135度を標準時に採用する立憲君主制の国家」というものを「日本」と言いますし、「日本の実質上の首都として機能し、同国最大都市、ないしは最大都市を形成する23の特別な位置づけにある自治体の集合を一つとして見做した都市状地域」を「東京」と呼びますが、これらも名詞です。
「人と人とのかかわりあいによって形成される、一つの交流の場として存在する空間、地域、またはそれらによって構成される世界全体」を「社会」と定義できるかと思いますが、これも名詞です。
これらの名詞として出した例は、詳しく考えれば全て違うものですが、名詞という点では同じで、その共通点は、「ある単語を聞いた時に、おおよそほとんどの人が同じようなもの、概念として理解できる、それらにつけられた名前」ということです。
これが名詞の定義です。
…こんなに厳密に考えなくてもいいんですけど。
さて、この名詞ですが、やっぱり特定の語尾はありません。
が、動詞がわかれば必ず見極められます。
なので、今一度繰り返しますが、どんな文を読む場合にも、動詞が何かを見極めるのは何よりも重要になることになるので、動詞は本腰入れて覚えましょう。
さて、名詞のグループには、まだ少し知っておくべき知識があります。
一文中や複数の文の集まりの中で、同じ単語を繰り返すのはあまり理解しやすくないので、言いかえる表現が使われることがあります。
また、同じ単語でなくても、その語を言えば何を指しているか明らかな語もあります。
これらをまとめて「代名詞」と言います(特に前者を指示代名詞、後者を人称代名詞と言います)。
日本語の「こそあど言葉」と「私、あなた、彼、彼女」等の単語です。
これらの単語も、特定の語尾はありませんので、動詞は本腰入れて覚えましょう。
とはいっても、代名詞は数が多くないので、簡単に覚えられると思います。
代名詞は名詞の一部と考えて、特に断らない限り、名詞と言ったときには代名詞も含んでいるものとします。
なので、代名詞も主語になれます(むしろ代名詞が主語のケースは非常に多い)。
あー、長かった。
次回からようやく文法の本格的な中身です。